日進ムーンウォーカー

Alien to people, Behind people, Closed to people, Distant from people, Eliminate me Fujita

モーニングコール・ネットワークのモデル

この国において、人々はただ朝起きれないだけで人権がない。その点において、”相互にモーニングコールをする集まり”を結成しようとするのは、随分人道的な企てのように思える。勢力を増し、ゆくゆくNPO法人化しても不自然ではない。

 

しかし、この企画は一つ自明なジレンマを抱えている。参加者が全員朝弱いのである。参加者はスムーズにモーニングコール・起床確認のバトンを繋ぐことが期待される。さもなくば、連絡網は断絶、システムが壊死してしまい、実際的な結果に依存するところの”集まり”自体のモチベーターとしての求心力は失われる。

 

ほとんど参加者に期待できない場合、引き換えに重要味を帯びてくるのはそのシステムである。参加者全員が予定時刻に起床しているという状況を作り出す確率が最も高いうような仕方でモーニングコールを回していくことを考える。

考えられる問題点は例えば以下である。

  1. 起きれなかった参加者のところで連絡が途絶する。
  2. 起点となる参加者が起床に失敗する。
  3. 応答したはいいが、二度寝してしまう。

またこれらは、人数が増えるほど顕著である。

 

これらを考慮した、暫定的なモーニングコール・ロールをここに記述する。

まず問題点への対策として、

  1. 起きている参加者間で連絡を回し、起きれていない参加者に執拗にコールする。
  2. サブグループを作り、機能不全に陥っているグループを機能しているグループが救済するようにする。
  3. 序盤でコールした参加者へ、終盤コールを受けた参加者が再度コールを行う。あるいは、最後にコールを受けた参加者がLINEでグループ通話を開始し、その出欠をとるなどする。

などが挙げられる。

 

例として、A,B,C,D,E,F,G,Hの8人が参加するモデルを考える。

まず、A,B,C,D、E,F,G,Hの2つのグループに分割する。前者のグループでは、一番信用できるAが起点となって、BにMCする。Bが応答した場合、BはDに、Aは引き続きCにMCする。その後、DがAに起きた旨を連絡し、CはFに連絡する。こうして2グループ間の連携をとる。後者のグループでも、最後の連絡を除いて同様の流れで連絡を回す(最後CがEではなくFに連絡したのは、両グループの連絡が同じタイミングで進行していた場合、Cが連絡する時点でEはHから起床報告を受けているからである。また、Eが起床に失敗しており、後者のグループがほとんど機能していないという場合も考えられるため)。

上のパターンで、もしBが応答しなかったとき、AはCにBが応答しなかった旨を伝える。そしてCは再度BにMCし、AはDにMCしBの起床未確認の旨を伝える。最後DがBにMCし、CがFに連絡を行う。

もしAが起床に失敗したとき、定時にコールが無かった時点でBはAにMCし、起床が確認できなければ、AにMCするよう促しながら残りの2人にMCする。

最後にCがFに連絡したとき応答がなかった場合、後者のグループは壊滅していることが考えられるので、CはA,B,DにそれぞれE,G,HにMCするように連絡する。逆に、FのところへCから連絡がないときも同様である。

 

やはり鍵は柔軟性である。起きれた人から確実にMCしていくことが大事である。その観点から言えば、寧ろ参加者は多い方がいいと言える。それは、システムさえ確立すれば、一層多くの社会不適合者を救済できるということを表している。