日進ムーンウォーカー

Alien to people, Behind people, Closed to people, Distant from people, Eliminate me Fujita

筆不抄(1):タイトルについて

言葉は使っていないと使えなくなると思って、定期的に作文をすることにした。などと書いてみるが、これはつい最近見知ったばかりの語彙とか用語とかを、さも物知った顔で披露するための口上だったりするかも知れない。でも実際、賢い素振りをする、例えば賢そうな言葉を使う人は、もう賢い人と言えるのだとも思うのである。狂人の振りをしたらもう狂人、の理屈である。

「筆不精」と掛けたシリーズのタイトルであるが、自分はどちらかと言うと筆まめだ。それでもなおこのようなタイトルにしているのは、筆不精ながら作文練習のため不承不承やってるのであって(シャレです)、意気揚々と駄文を書き散らすバカだと思われたくないという心理が少なからず働いてのことかも知れない。あるいは、更新が滞っても言い逃れられるようにとも思ったかも知れない。あるいは、場合によっては筆力の貧しさを釈明しようとするものとも取れる。さらに「抄」が率直に「抄録」を意味するなら、シリーズを貫流するコンセプトの類いを臭わせているようにも聞こえる。

「名は体を表す」と言うが、まだこのシリーズに「体」にあたるものは存在しない。そもそもこれからのシリーズに深遠なテーマとかは期待していないので、結局この「名」の意味が「ただの言葉遊び」に回収されることを予想している。

確かにまだ「体(たい)」は無いが、一応「日本語演習」としての「体(てい)」はある。だから例えば、さっそく次回以降更新を停止して、タイトルを「ある男がSEX以外に考えていること」とするのは、趣味ではあるが、趣旨には反する。(657字)

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