日進ムーンウォーカー

Alien to people, Behind people, Closed to people, Distant from people, Eliminate me Fujita

1月20日 木曜日

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今朝、今日の「お言葉」を賜るべく意気揚々とカレンダーをめくったら、そこに書かれていたのはただ「大寒」という節気の説明だった。

 

私は、寒さと暑さにそこそこ強い。

ところで、私は胃腸もそこそこ強い。また、食わず嫌いがほとんどない。アルコールもそれほど弱くない。あと、アレルギーがない。花粉症にもほとんど苦しんだことがない。体力も人並み以上はあるし、身長体重もさほど平均から離れていない。病気や怪我も大してしない。高2ぐらいまでは目もかなり良かったし、乗り物酔いもほとんどしなかった。中身の方も、精神的に何か病や障害と呼ぶような特質も特になく、また知能的に健常の埒外と考えられるほど人に劣るところもないように思われる。

よくよく考えていくと、私はTHEが付くほどの健康体である。なぜ健康の権化であり、健康を司り、健康を求める巡礼者が尋ねてくるほど健康を体現した私が、「健康・スポーツ科学講義/実習」通称「健スポ」の単位を3年間で1つも取得することが出来ず留年しているのか、全く名古屋大学7不思議に数えるべき奇怪な事実である(ちなみに7不思議の中には、「なんで私が名大に?!」も含まれる)。もし健スポの講義が、猛烈なスピードで歩くスーツにヒゲの試験官を延々追いかけることで単位が出るハンター試験システムだったら、こうはなっていまい。

それはそうと、学生証という呪いの札を与えられてからというもの、悪霊に憑かれたように人生が減速した私だが、その間もやはり基本的に健康ではあった。もし私がこの間に健康を損なうか、あるいは元々今ほど健康でなかったとしたら、私はとうにこの呪符に宿るデーモンの召喚に魂を喰われていたのではないかと思っている。怠惰や怯懦から目を背け、これらを言い訳するには心身が健康過ぎるという幸いによって、時折メンタルに襲来する魔が居着くことなく今に至っているように思われる。

逆に、こういう悪徳に病名が付けられて、風船に穴が開いたように、逃げ場ができてしまった人々は気の毒だと思う。「人間は弱いものだから」みたいな言説はいつでも耳に心地よいが、人間は少なくともこういう言説を努めて拒めるくらいには強い。人間は転ばずに歩けるほど強くないが、歩くのをやめるほど弱くない。現に見よ、俺は0単位を25万円で買うほど強い。しかし、いつまでも留年ネタを続けるくらいには、弱い。